Wordがクラッシュした時のテキスト救出

以前に比べて、安定してきたとは言え、
やっぱり Word、時々クラッシュします。

しょっちゅう保存しておけば良いのですが、
そんなときに限って、保存し忘れています。

クラッシュ時に、テキスト救出のためにできること。
一般的なものを、以下に書いておきます。

なお、Wordで文章を書く際は、必ずデスクトップなど、
OSの動いているコンピュータ上で、編集して下さい。

USBメモリや、外付けハードディスクなどで、
編集している時に、Wordがクラッシュした場合、
経験的に、回復が難しくなる気がします。

編集は、デスクトップ/マイドキュメントで。

なお .docx ファイルが破損したケースでも、
ファイルをZIP解答できれば、文章を救出できます。
↓ こちら
PC: 壊れたWordファイルからのテキスト救出

(1)回復ファイルの一覧を見る

Wordがクラッシュした時に、ウィンドウの左側に出る
[ドキュメントの回復] というウィンドウです。

ここに残っていれば、ひとまず安心です。
日付の最も新しいもので、復元しましょう。

(2)回復ファイルの一覧に出ない

回復ファイルの一覧に出てこない事があります。
しかし、諦めずに、一時ファイルを探しましょう。

*以下Windows 7での操作例です。ほかの場合読み替えて下さい*

Wordがクラッシュした際は、何らかの自動バックアップが
残っている可能性があります。

Wordの回復ファイルの一覧に、表示がない場合は、
下手にWordを動かさずに、
フォルダの検索窓に、
「*.tmp」 や 「*.asd」 を入力して
一時ファイルを探しましょう。

「C:」 ドライブや、コンピュータ全体を対象に検索し、
ファイルの更新時間とファイルサイズで、
目的の一時ファイルを探して下さい。

フォルダの表示を「詳細」にし、時間で並び替えましょう。

なお、これらは 「隠しファイル」 ですので、
Windows の設定によっては、見えません。

フォルダを開いた状態でAltキーを押し、
[ツール]⇒[フォルダオブション]⇒[表示]タブと進み、
「隠しファイル、隠しフォルダー、…を表示する」 にチェックを入れて下さい。
「*.tmp」 や 「*.asd」 などの隠しファイルが見えるようになります。

拡張子も見えるようにしておきましょう。
「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して下さい。

なお、Wordを動かすと、これら一時ファイルが
消されてしまう可能性がありますので、
Wordは触らずに、
すぐに「*.tmp」 や 「*.asd」 を探しましょう。

もし、幸運にも一時ファイルが見つかった場合、
すぐに、そのファイルをコピー、ペーストしてください。
同じフォルダで大丈夫です。名前が変わって保存されます。
(要するに、別名で保存してください)
これで、勝手に消される心配は、無くなります。

最後に、その一時ファイルの拡張子を、
「.tmp」 や 「.asd」 から、「.docx」 もしくは 「.doc」 に戻しましょう。
あとは、Wordで普通に開けるはずです。

ただし、この方法は、
自動バックアップや、UnsavedFilesをちゃんと設定しておかないと
有効に働かないことがあります。

転ばぬ先の杖。
あらかじめ、バックアップの設定をキチンと行っておきましょう。
http://michisugara.jp/archives/2013/word_res.html
http://office-qa.com/Word/wd227.htm

(3)「以前のバージョン」から探す

Windowsには、過去のファイルを保存しておく機能があります。
「以前のバージョン」 という機能。
Macでは「Time Machine」かな。


Windowsのフォルダのプロパティに、
「以前のバージョン」 というタブがあります。

この機能を使うと、フォルダの中のファイルを、
過去の状態に戻すことができます。

ファイルが上書きされていても、回復可能。

しかし、バックアップが正しく設定されていることが必要で、
また自分の必要な時期の、バックアップがあるとは限りません。

これに頼るのであれば、
しっかりと設定を行って、
正しくバックアップが取られているか、
定期的に確認する必要がありそうです。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1414prev7/prev7.html

(4)ファイル復元ソフトでサルベージする

上の手続きがダメだった場合は、
Recuvaなどの、ファイル復元ソフトで、サルベージを行います。
運が良ければ、消えてしまった一時ファイルが、
サルベージされる可能性があります。

一時ファイルが見つかったら、拡張子を変更して
もとのWordファイルに戻しましょう。

運が悪ければ、他のデータに上書きされて、
回復困難の場合もあります。

しかし、
私は、上書きされ、
部分的に壊れてしまったWordの一時ファイルから
なんとかテキストを回復したことがあります。
書式は無くなっちゃいましたが。

要はZIP解凍したんですけど、
話が長いので、別の記事に分けます。

以上です。

デスクトップで作業し、
Ctrl+Sを連打しましょう。